PAINLOT

パンの水先案内人。ベーカリーニュース、おいしいパン屋さんの取材記事、マルシェなどのイベント情報を掲載。

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2016年3月4日 at 京都みなみ会館〈峯田和伸ナイト〉

峯田和伸ナイトで「パンと映画をめしあがれ」開催!山形県と静岡県のパン屋さんが京都みなみ会館に初出品

      2016/05/10

2016年3月4日 at 京都みなみ会館〈峯田和伸ナイト〉

2016年3月4日 at 京都みなみ会館〈峯田和伸ナイト〉
PAINLOT presents “パンと映画をめしあがれ Vol.7 – 山形パンフェス Do It!!”

“パンと映画をめしあがれ”、久しぶりの開催です。俳優、ミュージシャンとして活躍されている峯田和伸さんをフィーチャリングした京都みなみ会館のオールナイト上映企画〈峯田和伸ナイト〉と、銀杏BOYZ初の公式ライブ映像作品『愛地獄』先行上映に合わせて実施します。

筆者は、銀杏BOYZの前身バンドであるGOING STEADYはもちろん、メンバーでベーシストの安孫子真哉さんがカクバリズムの角張渉さんと主宰していたレーベルSTIFFEEN RECORDSのバンド、ギタリストのチン中村さんが所属しているBOYZ NOWなども聞いていたので、上映に合わせて”パンと映画をめしあがれ”を楽しんで頂けるのが本当に嬉しいです。

京都みなみ会館でのパンの販売イベント“パンと映画をめしあがれ”は7回目

気が付くと“パンと映画をめしあがれ”は7回目になります。当初はオールナイト映画を見ながら京都のおいしいパン屋さんのパンを味わってもらうという主旨でした。例えば、バレンタインデーのときにはチョコレートのパンを、クリスマスイヴのときには雪のように粉糖が振りかけられた冬らしいパンをご用意するなど、ちょっとしたこだわりもありました。前回はbloodthirsty butchersのドキュメンタリー映画『kocorono』が上映されるということもあり、バンドにも影響を受け、自身も音楽活動をしている滋賀県大津市のベーカリー・ドライリバーにご出店頂きました。

峯田和伸さんはパン屋さんでアルバイトをしていた

前置きは長くなりましたが、前回から京都を離れて、上映作品や企画の主旨に沿ったパンの販売を考えています。峯田和伸さんはミュージシャンということで、音楽好きのパン職人がいるお店に頼もうかと考えたのですが、もう少し踏み込んだパンの販売をしたかったので、最初に、「峯田和伸 パン」でGoogle検索をしました。すると、こんな記事を発見したのです。

よくよく考えたら僕は情報系の大学行ってたんだよな~~自分でも信じらんない。しかもちゃんと四年で卒業できたんだ。パソコンを使う授業なんて幾つもあった。ワードとかエクセルとか。名前だけはおぼえてるよ。でも全然授業なんて出なかったしテストの時なんて同じクラスの友人に頼んでそれっきりさ。お礼にバイト先のパン屋から僕の特製カレーパンやダークチェリーやらを何個かプレゼントしたよ。あとは学食のラーメンおごったり。まあね、そんなこともあったよ。

これは峯田和伸さんの公式ブログの記事で、なんと峯田さんは大学時代にパン屋さんでアルバイトをしていたことが分かったのです。これなら、”パンと映画をめしあがれ”のやりがいがある。そう思うと気持ちが高ぶってきました。

峯田和伸さんはラパーク千城台のパン屋さんでアルバイトをしていた

僕がパン屋でバイトしてて終わるのが夜の9時。「ラパーク」っていう千葉市若葉区千城台(ちしろだい)の駅のまんまえにドカーンとあるショッピングモールの一階、食品売り場の中にそのパン屋さんは入ってた。今もまだあるのかな。店長さんは元気かな。E.YAZAWAが大好きな店長さん、厨房でよく矢沢流してくれてたっけ。

峯田和伸さんはラパーク千城台内に入っているパン屋さんでアルバイトをしていたということが記載されています。そして淡い思い出も。

僕はバイトを終えると帰りに必ずセブンに寄って、レジに立ってる彼女を確認すると、店長さんから夕食用に貰ったあまりもののパンを2個か3個彼女にあげた。「え、いいの?もらっちゃって。」とか言われて、でも話せただけで嬉しかったから僕はいつもパンをあげたんだ。そんな日が夏中ずっと続いた。たまに会話が長い時もあって、僕の後ろに買い物客がずらーっと並んじゃうなんてこともあったな。

ジョナサン・リッチマン「ザット・サマー・フィーリング」

このブログの締めでは今日のおやすみBGMとして、ジョナサン・リッチマンの「ザット・サマー・フィーリング」が選曲されています(『I Jonathan』)収録曲。古き良き時代のアメリカン・フォーク・ソングという印象で、この歌を聞きながらパンを食べるというのも粋な気がします。ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ボブ・ディラン、ニール・ヤングなどが好きな人にもおすすめです。

峯田和伸さんがアルバイトをしていたラパーク千城台のパン屋さんに問い合わせてみた

峯田和伸さんのブログ「朝焼けニャンニャン」からラパーク千城台のベーカリーを調べてみることにしました。この記事が書かれたのは今から11年前の2005年7月25日。そして峯田和伸さんは1977年生まれで、大学生だった頃は1997年前後になります。20年前の話になるので、そのパン屋さんが今もあるのかという不安が頭をよぎります。

1Fショップ情報に「ビップ・ザ・ベーカリー」というパン屋さんが入っていることを確認。しかし2015年4月18日(土)にラパーク千城台店がリニューアルオープンしたということで、新旧の店舗が入れ替わっている可能性も否定出来ない。ますます不安に陥ります。続いて公式サイトの有無や食べログをチェックしてみました。

公式サイトは存在せず、食べログでは「ビップ・ザ・ベーカリー」ではなく、店名が「ザ・ベーカリー(THE BAKERY 麦と葡萄)」となっていて、何がなんだか分からなくなりました。口コミから情報を集めようとしましたが、20年以上営業しているにしては口コミが6件と少なすぎる印象です。ちなみにJR千葉駅前のイタリアン&ビアバー「麦と葡萄」がプロデュースしたパン屋さんと、口コミで書かれていました。この「麦と葡萄」は2009年10月20日に閉店。主店舗がすでに閉店しているとのことで、更に不安になりました。

気持ちは少し落ち込んでしまいましたが、お店の方が峯田和伸さんのことを知っているかを確認するため、ラパーク千城台店のウェブサイトに記載されている電話番号にかけてみました。

「お電話ありがとうございます。」

「京都でパンのイベントを実施しているPAINLOTと申します。映画のイベントでパンのご出品をお願いしたく、ご連絡いたしました(以下略)。失礼ですが現在、俳優・ミュージシャンとして活躍されている峯田和伸さんという方が、20年ほど前にアルバイトをされていたとお伺いしましたが、ご存知でしょうか」

「ああ、峯田くんね、知っていますよ。」

と店長の男性の方が話して下さったのです。パンは通販用ではないため、今回は”パンと映画をめしあがれ”に不参加ですが、20年前に勤めていた峯田和伸さんのこともしっかりと覚えている受け答えでした。お忙しいところ、ご質問に答えて下さったことにも感謝しています。京都みなみ会館ではビップ・ザ・ベーカリーのパンをお召し上がり頂くことはできませんが、千葉県近辺にご在住の方はぜひお店に行ってみてください。

アイデン&ティティで流れるボブ・ディラン曲名から店名を付けたone too many mornings(静岡県磐田市)

ようやく今回の主旨にたどり着きました。3月4日の〈峯田和伸ナイト〉ではご自身が出演されていた映画、セレクトされた映画の計3本を上映します。その中には、みうらじゅん作、田口トモロヲ監督、宮藤官九郎脚本『アイデン&ティティ』も含まれています。映画はボブ・ディランのオマージュにあふれ、「ライク・ア・ローリング・ストーン」「時代は変る」など、誰もが耳にしたことのある曲も使用されています。

静岡県磐田市のベーカリー&カフェ「one too many mornings」。店名は映画でも流れる、ボブ・ディラン「いつもの朝に」から。実は筆者の知り合いの方が始めたお店です。昨夏に取材をしているので詳しくは下記をご覧下さい。

パン屋さんをスタートする前は、お店の方も音楽や映画の仕事に関わられており、『アイデン&ティティ』もご覧になっていると聞いています。お店では音楽のライブイベントも企画していたりと、勢力的な活動をされています。パンは北海道産小麦やホシノ天然酵母を使用し、生地の旨みも楽しめるじっくり発酵。僕も大好きな「あんこマフィン」「チョコチップたっぷりのパン」などが届きます。ボブ・ディランの曲名を店名にかかげたパン屋さん。通販などは行っておらず、京都初出品となります。オールナイト明けの朝食としてもご利用下さいませ。

one too many mornings(静岡県磐田市)「平田町のあんこ屋さんのマフィン」

one too many mornings(静岡県磐田市)「平田町のあんこ屋さんのマフィン」

峯田和伸さんは山形県出身とのことで、山形パンフェスティバルを実施します

そして山形県内の大人気店がこの企画のために、京都までパンを送ってくれます。もちろん、全店京都初、関西初出品です。なぜ山形県かと言うと、峯田和伸さんは山形県のご出身だからです。また、山形県はパンがおいしいベーカリーが大変多いのです。岩手県を含め、東北地方では強力小麦粉「南部小麦」「ゆきちから」などの栽培が盛んです。また、野菜や水産物も名産と呼ばれるものがたくさんあって、地産地消を掲げているお店が多いのも特徴。土地の風味を活かしたパン屋さんが〈峯田和伸ナイト〉に協力してくれました。映画を見ながらお召し上がり頂けるパン、持ち帰って夕食やサンドイッチに合う大きめのハード系パン、天然酵母の食パンなど、たくさん届きます。

天然酵母パンが人気ベーカリーの姉妹店TENN.(山形県山形市)

山形県山形市の蔵王駅から約1km、KOUBという大変人気のあるパン屋さんがあります。2014年2月にオープンし、天然酵母、シリアル(穀物)の食パン、季節の果実や山形県食材を使用したパンがメイン。スタイリッシュな店舗デザインも人気の一つです。その姉妹店「TENN.(テン)」が山形市嶋北に誕生。自家製天然酵母のパンやベーグル、ガレット・デ・ロワやシュトーレンなども作る本格ベーカリーで、開店1年目にも関わらず、人気の高いお店です。自家製天然酵母の食事パン「ミニカンパーニュセット(オレンジ、ナッツ、ドライフルーツ、ブルーベリー)」、可愛らしいキューブパン(カボチャ、メロンパン、トマト)、天然酵母の食パンなどを販売いたします。

庄内の地産地消にこだわった、地ぱんgood TOTSZEN terroir(山形県鶴岡市)

イタリアンレストラン「アルケッチァーノ」という有名な料理店が山形県の庄内にあります。庄内の生産者のもとを訪れ、地産地消にこだわった料理を味わえるお店です。そのアルケッチァーノの奥田政行さんが、地元山形県の素材を使用したパン屋さん「地ぱんgood TOTSZEN terroir」を作りました。横浜大倉山で「トツゼンベーカーズキッチン」を運営する岸本卓也さんがプロデュースしたことも話題になっています。戦前の絹織物工場を改築した鶴岡まちなかキネマに隣接しているということも人気の一つですが、パンを作るのは神戸出身の大岡俊志さんです。メゾンカイザーや、ジョエル・ロブションなどの名店で経験を積み、料理との相性を考えたパンを作っています。京都みなみ会館には、庄内豚ベーコンのプリエ、月山(クロワッサンザマンド)などを送って下さるとのことです。関西に縁ある方が、テロワール(その土地が持つ味)を感じられるパンを作る。到着をとても楽しみにしています。

県内の人もなかなか味わえないお店、クローリックベーグル(山形県山形市)

営業日は火・水・金・土の4日間、さらには12時から16時までの営業、もちろん完売次第終了で、北山形駅から1.5kmも離れている。山形市に住んでいても、気合を入れていかないとなかなか購入できないベーグル店です。フェイスブックページではクールな写真がたくさん掲載されていて、前々から気になっていましたが、一人でパンを焼いていることから生産量も限られていて、郵送を断られる可能性が高いと思っていました。しかし、この度、こうして出品して頂ける運びとなりました。中にチョコチップ、表面にチョコクランチをトッピングしたココアチョコベーグル、野菜をはさんでサンドイッチにしても美味なチーズオニオンベーグルなどをご用意いたします。

下駄とパンで話題となり、移転オープン。ハード系が美味、げたぱん(山形県新庄市)

もともとは「ぱん処げたや」というお店でした。その名から想像できるように、ご両親は下駄屋さん「佐藤はきもの店」をされており、娘主婦が「ぱん処げたや」を2010年夏に開店。アクセスが不便な山形北部の真室川という立地にありながら、ユニークな形態も手伝って、その名は全国へ。2015年3月28日、両店舗は閉店し、パン屋は少し場所を移し、4月13日に「げたぱん」としてリスタートしました。お店のことについては”パンと映画をめしあがれ”にも度々ご協力頂いている京都のナカガワ小麦店やパンスケープも掲載されている、食のエンターテインメント雑誌『dancyu(ダンチュウ)2015年6月号』が詳しいです。今回は「いちじくとレーズンのライ麦パン」「カレンツとカシュナッツの全粒粉パン」「フランスパン」などのハード系をメインに60品ほど販売します。山形県はもちろん、全国のパン好きから熱い視線を浴びる「げたぱん」。めったにお目にかかれない、滋味深いパンをぜひ味わっていただきたく思います。

PAINLOT初のグッズも販売します

PAINLOT初のグッズを作りました。大阪千林大宮のパン屋さんグロワールのデニッシュ食パン「パン・ド・グロワール」のポストカードです。パン好きの方にメッセージを添えて、ご郵送下さい。こちらは1枚150円(税込み)で販売いたします。

パン屋のグロワール「パン・ド・グロワール」ポストカード

パン屋のグロワール「パン・ド・グロワール」ポストカード

DO IT!!

副題の「DO IT!!」は山形のアンダーグラウンド音楽フェスティバルからインスピレーションを受けて付けました。このイベントには参加できませんでしたが、知り合いのバンドがたくさん出ていて、京都からうらやましく思っていました。そういった経緯も含めて、こうして山形県のパン屋さんが参加して下さったことが自分の中で、「パンのDo it!!」だと思っています。

パンの購入や販売方法について

パンの販売は、チケットをお持ちの方は3月4日の17時より、パンのみを購入したい場合は18時半からのスタートです。販売終了は翌朝まで、5日は開場時間(午前10時ころ)からの販売です。完売次第終了なので、なるべく4日にお越し下さい。最新情報はツイッターやフェイスブックページなどでお知らせします。なお、映画をご覧にならない方でも館内への入場は可能です。また、エコバッグの持参をお願い致します。みなさまのご来場を心よりお待ちしています。

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