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京都みなみ会館 Oh! Teenager Nightで「パンと映画をめしあがれVol.9 夏を古くするな!Whole Lotta Summer編」開催決定!

京都みなみ会館 Oh! Teenager Nightで「パンと映画をめしあがれVol.9 夏を古くするな!Whole Lotta Summer編」開催決定!

   

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9月30日(土)に京都みなみ会館で行われるオールナイト上映企画〈Oh! Teenager Night〉内で「パンと映画をめしあがれVol.9 夏を古くするな!Whole Lotta Summer編」の開催が決定! ル・プチメック今出川店のパン、坂田焼菓子店のクッキーを販売します。待望の2店の参加ということで、今夏最後の宴を皆さま楽しんで頂けたらなと思っています。

京都みなみ会館〈Oh! Teenager Night〉

京都みなみ会館〈Oh! Teenager Night〉は23時15分から上映スタート。このオールナイトは3本立てとなっています。

2017年9月30日京都みなみ会館オールナイト上映企画〈Oh! Teenager Night〉

2017年9月30日京都みなみ会館オールナイト上映企画〈Oh! Teenager Night〉

14歳の2人の少年による夏休みを描いた『グッバイ、サマー(Microbe et Gasoil)』は動くログハウスでフランスを旅するロードムービー。パン屋さんも少し映るので、パン好きの人は見逃さないように。監督はミシェル・ゴンドリーで、ビョーク、ダフト・パンク、フー・ファイターズ、ザ・ローリング・ストーンズ、レディオヘッド、ベック、カニエ・ウェストなどのMVを手掛けた彼ならではの音楽的要素も映画の随所で観ることができるでしょう。

マイク・ミルズが監督・脚本を手掛けた『20センチュリー・ウーマン(20th Century Women)』はアメリカ・カリフォルニア州サンタバーバラを舞台にし、監督が自信の母親をテーマに描く母と息子のラブストーリー。こちらも夏を舞台にし、オリジナル・サウンドトラックにはトーキング・ヘッズ、ザ・レインコーツ、デヴィッド・ボウイ、ディーヴォ、バズコックス、スーサイドなどの70sから80sにかけての音楽が収録されています。

ジョーダン・ヴォート=ロバーツの長編監督デビュー作となった『キングス・オブ・サマー(The Kings of Summer)』は、『スタンド・バイ・ミー』の系譜を受け継ぎつつも、ビジュアルセンスに富んだ青春映画のニュースタンダードと言われています。家出を計画した高校生2人と盛りで出会った1人の少年。そこに1人の少女を招いたことによって、物語は大きく動き出します。この映画は2012年夏、アメリカのオハイオ州クリーブランドほかで撮影が行われたとのこと。

グッバイ、サマー / 20センチュリーウーマン / キングスオブサマー

グッバイ、サマー / 20センチュリーウーマン / キングスオブサマー

ル・プチメック今出川店

ル・プチメックと言えば、京都はもちろん、全国的にも有名なパン屋さんだと思います。「パンと映画をめしあがれ」にはたくさんのベーカリーをお招きしましたが、ル・プチメックは近くて遠い存在で、声がけするのを躊躇してきたんです。というのも、オーナーの西山逸成さんはフランス映画に詳しいですし、一号店である今出川店(通称・赤メック)は「日本人がイメージしたフランスの風景」であり、赤と白のギンガムチェックテーブルクロスは「フランス映画に出てくるブーランジェリー&ビストロ」を体現しているのだと思います。であるから故に、上映される映画との相性はとても大切にしたいなと考えてきました(今出川店にはフランス映画のポスターが貼られています)。

今回は切ない夏のロードムービー3本立てですし、フランスを舞台にした作品は2本。そして近年のル・プチメックはアメリカを意識したベーグルやドーナツを販売しているので、アメリカ映画を1本上映するところも組み合わせ的には素晴らしい。さらにフランス語「Le Petit Mec」とは日本語に訳すと「青二才」や、言葉は悪いですが「クソガキ」という意味になります。この3本に登場するメインキャラクターにぴったりな言葉ではないでしょうか?

ようやく声をかけるチャンスが来たなと思いました。意外にもすんなりと承諾を頂き、〈Oh! Teenager Night〉では6種類くらいのパンを用意してくださることになりました。クロックムッシュを食べながら見るフランス映画は最高だと思いますし、パンが意識の深層に作用し、未知の体験に誘ってくれる可能性だってあります。そのくらい、この企画とル・プチメックのマリアージュは完璧ではないかと思うんですよね。

坂田焼菓子店

よく聞かれるんですよね、「一番美味しいパン屋さんを教えてください」って。難問中の難問で、答えが出ません。ただ、「京都で一番美味しい焼き菓子屋さんを教えてください」と言われたら、真っ先に「坂田焼菓子店」と答えています。

僕はガレット・ブルトンヌやフィナンシェなどのクラシックなフランス菓子が好きで、パティスリーなどもよく行くんですけど、坂田焼菓子店はアメリカにあるベイクな店だと思います。スコーン、アップルパイ、キャロットケーキ、ジャムサンドなど、それはホームメイドで、まさにアメリカ映画やドラマに出てくるようなものばかり。『大草原の小さな家』など、1960sから70sにかけて、古き良き時代に見られる焼き菓子。カントリー感にあふれていてロードムービー的な存在のスイーツ。それらを厳選された自然素材を使用し、丁寧に作っているのが坂田焼菓子店なんだと思います。

店主の坂田さんは大学時代に映画サークルに在籍していたそうで、いつか京都みなみ会館で販売ができたらなあと考えていました。愛おしくなる「ベア」、香ばしくてビターな「ナッツ&チョコチップ」などのクッキーをぜひお召し上がりください。

販売は30日19時半から。映画をご覧にならない方もお買い求め頂けます

「パンと映画をめしあがれVol.9 夏を古くするな!Whole Lotta Summer編」は30日19時半から販売をスタートします。場所は京都みなみ会館2Fロビーで、映画をご覧にならない方もお買い求め頂けます。ル・プチメック、坂田焼菓子店は京都の中でも本当に人気が高いですし、僕自身も大好きなお店なので、協力して頂けることが嬉しくて仕方ありません。

ちなみに「夏を古くするな!Whole Lotta Summer」という副題は、好きなミュージシャンから拝借しています。気になる方は検索してみてください。今年の京都の夏は本当に暑かったですが、その締めは〈Oh! Teenager Night〉ということで、パンとクッキーで映画を更に楽しんで頂けたらなと思っています。

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