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京食パン工房ここんの生食パン

京都十条駅近くに食パン専門店「京食パン工房ここん」がオープン

      2021/07/04

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キツネも化けて買いたくなる食パン専門店「京食パン工房ここん」が2021年7月3日(土)にグランドオープンするとのことで、内覧会(新店舗お披露目会・商品試食会)に参加してきました。その様子、店舗のこと、商品についてをレポートします。

京食パン工房ここんのオープンまでの道のり

食パン専門店「京食パン工房ここん(以下ここん)」は京都市営地下鉄十条駅の近くに店舗を構えます。運営するのは株式会社サカエリックエネルギー開発で、本社ビル(株式会社サカノシタ)もすぐそばにあります。食パン専門店はパン業界以外の異業種が手がけることも増えてきていますが、ここんもそのうちの一つになります。サカエリックエネルギー開発が手がける食パン専門店としては第一号店となり、全国展開も視野に入れているとのことです。

開店の経緯ですが、京都で70年以上、老舗の商社として商売をしているサカノシタが、コロナ禍で落ち込む京都に活気を取り戻したいという思い、地域の人々と直接つながりを持てる場がほしいという気持ちから、開業を決意したとのことです。

京食パン工房ここん

京食パン工房ここん

京食パン工房ここんのロゴや紙袋

ロゴのモチーフとなっているキツネは、店舗からも近い伏見稲荷大社の神様の使いである狐から。キツネも化けて買いたくなる、おいしい食パンを作ることを掲げています。店名の「ここん」は【古今東西】の古今から。古今とは時の流れのことで、古き良き文化を大切にしながら、新しいことにトライする人たちが多い京都という町を、店名が表現しているように感じます。

京食パン工房ここんの狐がモチーフになったロゴ

また、きつねが食パンを持っているロゴが印刷されたお持ち帰り用の紙袋もあるので、手土産にも喜ばれるのではと思います。

京食パン工房ここんのオリジナル紙袋

京食パン工房ここんのオリジナル紙袋

京食パン工房ここんの「生食パン」について

ここんの生食パンは2斤サイズ(税込み864円)、キューブ型の1斤サイズ(税込み432円)が用意されています。味はどちらも同じです。原材料に国産と北米産の厳選された小麦粉、北海道産の生クリーム、奄美大島産の素焚糖を使用し、「今も昔も食べ続けたい」という味を追求しているとのこと。

京食パン工房ここんの生食パン2斤サイズ

京食パン工房ここんの生食パン2斤サイズ

京食パン工房ここんの生食パン1斤サイズ

京食パン工房ここんの生食パン型

パン職人さんによると、配合に対する加水率(水分量)は多めにしているそうで、翌日もしっとりとしていて、口溶けもよかったです。国産小麦を配合することで、もちっとした食感があり、きめ細やかなクラム(中身)なので、食べごたえもありました。また、クラスト(皮)の部分は比較的にしっかりとした噛みごたえがあります。巷の高級食パンは生クリームをたっぷりと配合することで、クラストも大変柔らかく、そしてケーキのような甘みが特徴的ですが、ここんの生食パンはそれらと比較すると、甘さも落としていて、毎日食べても飽きのこない味に仕上がっているように感じました。

京食パン工房ここんの生食パン2斤サイズ

京食パン工房ここんの生食パン2斤サイズ

京食パン工房ここんの生食パンの断面

トーストするとさっくりしていて、バターとの相性が良くなります。フレンチトーストを作るのもおすすめです。乳化剤、保存料、香料は無添加とのことなので、お子様でも安心してお召し上がり頂けるようです。

京食パン工房ここんの生食パントースト

京食パン工房ここんの「たまごパン」について

もうひとつ用意されているのが「ここんのたまごパン」です。8個入りで税込み350円、ミニサイズとなっています。こちらは生食パンの生地とは別物になっていて、こだわりの卵を使用し、卵本来の風味を際立たせているとのこと。こうして写真を見てみると、小さなメロンパンという感じがします。お饅頭に近い食感で、生食パンよりも甘みはあります。おやつとしてパクパクと何個も食べてしまいそうになります。各家庭でアレンジレシピを考えてみても面白いかもしれません(例えば、薄くスライスしてトーストすると、ここんのたまごパンラスクに)。

京食パン工房ここんのたまごパン

京食パン工房ここんのたまごパン

京食パン工房ここんのたまごパン断面

京食パン工房ここんの「オリジナルジャム」について

ここんはオリジナルジャムも用意していて、愛媛県産の伊予柑と熊本県産の温州ミカンを使用したマーマレード、はちみつバター、いちごバターの3種を各648円(税込み)で販売しています。特に美味しかったのは「いちごバター」で、とろっとした食感、すっきりした酸味が印象に残りました。アイスクリームやヨーグルトなどの乳製品にも良く合います。

京食パン工房ここんのジャム(マーマレード/はちみつバター/いちごバター) 京食パン工房ここんのジャム(マーマレード/はちみつバター/いちごバター)

京食パン工房ここんの商品予約方法や駐車場について

グランドオープンは2021年7月3日(土)。当面の間は予約は受け付けず、通販や宅配などの予定もないとのことなので、購入できるのは店舗のみになります。駐車場は完備しているとのこと。公共機関の場合は京都駅から徒歩15分(平坦な道なので徒歩も苦ではないです)、京都市営地下鉄烏丸線十条駅から2分ほどとアクセスは良いです。

京食パン工房ここんは2021年7月3日(土)11時にグランドオープン

京食パン工房ここんの今後について

前述したとおり、十条本店を第一号店とし、各地で展開する予定とのこと。また、季節商品や地域ならではの食材を使用した食パンも検討しているとのことなので、詳しくはSNS公式アカウントなどをチェックして頂けたらと思います。

京食パン工房ここんの住所とお問い合わせ先について

住所:601-8032 京都府京都市南区東九条石田町38番地
電話番号:075-691-1055
営業日と営業時間:11:00-18:00
※完売次第終了のため、詳しくは各SNSアカウントをご確認ください

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