PAINLOT

パンの水先案内人。ベーカリーニュース、おいしいパン屋さんの取材記事、マルシェなどのイベント情報を掲載。

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2016年熊本地震で被災した阿蘇郡のパン屋さん「そらいろのたね」フェイスブックページより引用

2016年熊本地震で被災した熊本県内のパン屋さん情報まとめ 上益城郡・南阿蘇村・合志市・南区・東区・西区・北区・天草市・菊池郡

      2016/07/22

2016年熊本地震で被災した阿蘇郡のパン屋さん「そらいろのたね」フェイスブックページより引用

2016年熊本地震で被災した阿蘇郡のパン屋さん「そらいろのたね」フェイスブックページより引用

4月14日(木)夜、震源地の益城(ましき)町で震度7を記録した「2016(平成28)年 熊本地震」は、前震に続いて15日深夜の本震でさらに被害が拡大。PAINLOTでは、特に震度が強かった熊本県内のパン屋さん情報をフェイスブックページや公式サイト&ブログを中心に集め、記事として公開することにした。震災が起きたときにパン屋さんはどうやって行動すべきか? そして被災したパン屋さんの支援を考えていくために、この情報を活用してほしいと願っている。なお、大分県の被害状況は「2016年熊本地震で被災した大分県内のパン屋さん情報まとめ 玖珠郡・湯布院町・由布市・中津市・別府市」に記載した。

株式会社丸菱(熊本県上益城郡益城町宮園)

製菓製パン材料、グルメ食材、器具や小道具、ラッピングやパッケージなどの業務用卸しや創業支援を行う外食産業の総合商社。楽天市場スイートキッチン店Amazonスイートキッチン店を運営し、全国にも発送している。震源地付近に本社があり、社屋・商品・設備に壊滅的な被害を受けたことを報告。発送や開店を停止しているため、取引先企業やパン屋さんにも大きな影響が出ている模様だ。25日より通常営業に近い形で再開することを発表。

熊本地震によって大きな被害を受けた製菓製パン材料店の丸菱(スイートキッチン)

熊本地震によって大きな被害を受けた製菓製パン材料店の丸菱(スイートキッチン)

吉無田水源パン工房 うららかsun(熊本県上益城郡御船町田代)

土日のみ営業のパン屋さん。酒向司さんと文子さん夫妻は2006年に福岡県から移住し、子育てをしながら、平日は別仕事をこなし、週末にパンを販売をしている。ソフトなパンから、ライ麦や全粒粉を使用した本格的なハードブレッドまで用意。お店付近は落石や道路の崩壊が発生。16日〜17日、23日〜24日の営業はお休みする予定とのこと。

イオンモール熊本(熊本県上益城郡嘉島町大字上島字長池)

震源地の益城(ましき)町からも近い大型ショッピングセンター。地震の影響により、4月14日から17日まで臨時休業。なお、駐車場にて一部食料品・日用品を販売している。イオン熊本は過去に1Fイーストスクエアにてパンマルシェイベントを数回実施している。Little Farmer’s Bakerly GOTO、マルシェ・オ・パン、髙岡製パン、ブーランジェリー パ・パン、きねつき石窯パン工房 ぴのきお、天然酵母.March、ベッカライニキ、Boulanger Pao、パンの宝屋、rojipan、コメノパンヤ 玄氣家、ショコラカフェビストロ、溶岩窯パン工房菅乃屋、カリメロ、ちぃのパン、滝川パンなどの地元ベーカリーが参加している。

パン工房ヤマGEN(熊本県上益城郡山都町大野)

店内で音楽イベントなども行う、標高550mにある山間部の人気パン屋さん。九州産小麦、高千穂バターと天然酵母で作るクロワッサン、ライ麦パンペイザン、有機無農薬人参ケーキ、ビーツのガトーショコラなどを用意。ネット通販も実施。15日は通常営業。16日はお店は開けていないものの、パンや日用品はあるだけ販売。隣のカフェストックは地震のため臨時休業しているが、飲み物の提供は可能。

森のぱんや(熊本県下益城郡美里町佐俣)

カスタードクリームがたっぷりと入っている人気の「赤ちゃんおしりパン」、レトロバゲット、デニッシュなどが並ぶ。ワインルームを併設しているので、ボジョレー・ヌーボーなども販売している。地震の影響を受けて16日〜17日はお休み。18日から通常営業に入る。

Bread & Cake Cipollino(熊本県益城郡山都町入佐)

惣菜系からリーンなハード系まで揃う、イートインスペース併設の地域密着型パン&ケーキ屋さん「チポリーノ」。余震もあり、二次被害を避けるべく、15日は臨終休業。15日早朝は水が濁って使用できなかったと書いている。17日から営業を再開した。

ご馳走パン工房 フェテ・ド・パン(熊本県合志市幾久富)

熊本県産小麦「南のめぐみ」をはじめ、10種類の小麦粉を使い分け、自家製レーズン酵母、低温長時間発酵でパンを作る。野本安代シェフは南阿蘇の人気店「めるころ」や、鹿児島県、広島県などで12年間修行。地震の影響は大きく、パートナーである材料業者と運送会社にも被害が発生し、16日は臨時休業。17日は仕入れがストップしている中で、ストック分のみの材料を使って、食パンを中心に販売。また、水道水も提供している。18日は短い時間だが営業した。19日は定休日だが、臨時営業。宅配専門サンドイッチ店「リコス」は、16日に臨時休業を発表。

マルシェ・オ・パン(熊本県合志市豊岡)

マルシェ・オ・パンは2011年6月オープンのベーカリー。土日祝日は朝7時から夜20時まで営業している。フランス産レスキュール社製バターを使ったクロワッサン・スペシオ、カヌレ、合志産ミナミノカオリを使用したパンなどが並ぶ。地震の影響で、棚の荷物や食器が落下したほか、本震によって重たい窯まで前進。人の力では移動できず、16〜17日は休業している。19日から営業再開。

Viennoiserie belle couche(熊本県菊池郡菊陽町原水)

ヴィエノワズリー・ベル・コーチは、クロワッサンやパン・オ・ショコラなどのデニッシュ専門店。地震によって、店内に物が倒れている動画をアップしている。エアコンも片側が垂れ下がっているのが分かる。15日から臨時休業し、本震の影響も大きく、17日以降の営業も未定。19日は臨時営業にてクロワッサン7種類を作り、全て100円にて販売した。

欧風創作菓子メゾン・ド・キタガワ(熊本県熊本市田迎)

チョコレートルームを併設するなど、味にこだわった斬新なスイーツ作りが持ち味のパティスリー。クロワッサンなどのヴィエノワズリーも焼いている。地震の影響は書いていない。4月18日の月曜日は本来定休日だが、10時から16時まで臨時営業。また、焼き菓子の無料配布を19日から実施。21日から営業を再開している。

pandocoro(熊本県熊本市北区鶴田町)

パンドコロは国産小麦100%(主に熊本産)、自家製天然酵母100%のベーグル専門店で、熊本県内でも非常に人気が高い。店舗と工房の後片付けが必要で、地震翌日の4月15日は臨時休業。屋根の修復を終え、気がかりだった自家製酵母も無事とのこと。しかし断水状態のため、16日はベーグルのみの提供を予定していたが、前夜の地震で工房と店舗がダメージを受け、再開の目処が立っていない。店主の自宅は全壊状態とも書いている。

ベッカライ ヘスティア(熊本県熊本市北区下硯川町)

サワー種のべルリーナラントブロートや、ラウゲンプレッツェルなどのドイツパンを中心に用意するベーカリー。15日は営業出来たものの、16日は断水のため作業がストップし、前日準備のサンドイッチのみ特価にて販売。17日は家族総出で救援用のパンを焼き、お店にも用意した。断水と製パン材料不足が深刻とのこと。

パンの店 カリメロ(熊本県熊本市北区楠)

メロンパンが人気で、調理パンや菓子パンが揃うお店。地震によってロイヤルスタジオR主催イベントは延期。日曜開催予定だった「ややマルシェ」は中止に。16日朝には当面の間、お休みすることを発表している。

あんこ屋こひる(熊本県熊本市西区)

あんこ菓子専門店(旧店名「甘味処こひる」)。家族と親兄弟は無事で、4月15日は家の片付けのため、震源地の隣である健軍へ向かったとのこと。4月16日より営業を再開する。

ブーランジェリー トロワ アンジュ(熊本県熊本市西区城山半田)

自家製ルヴァン種のパン・ド・ロデヴ、バゲット テロワール、シュトレン、ガレット・デ・ロワなど本格的なフランスパンから、ライ麦パン、ミューズリーブロート、天然酵母のベーグルなどが並ぶ。14日の地震があった日からほとんどを車と避難所で過ごしたとのこと。また、津波情報が出た際は、近くの山まで家族で登ったことも報告している。19日から臨時営業を始め、近所の避難所にもパンを届けたそうだ。

ブーランジェリー パ・パン(熊本県熊本市西区野中)

バゲットやカンパーニュなどのハード系、ガレット・デ・ロワやシュトレンなどの季節商品が並ぶ、人気のフランスパン店。地震の影響を受けたが、けやき通り店はスタッフと食材業者の協力によって通常営業。しかし16日以降、電気・ガス・水道が全て使用不可のため、休業を発表。西廻りバイパス店は機械トラブルの影響により、4月15日は臨時休業。16日はバゲットトーストを大きめに作るサービスを行う予定だったが、本震の影響を受け、臨時休業。17日は西廻りバイパス店のみ浄水器を使用してパンを作る。機械の不具合と材料不足のため、パンの種類は限られる。

Le Belle Epoque ベルエポック(熊本県熊本市西区二本木)

ワインにこだわりがあり、スパイスを使ったお菓子を作るパティスリー。2015年に10周年を迎えた。ケーキやショコラのほかにも、マドレーヌ、フィナンシェ、ガレットなどの焼き菓子を用意。クリスマスシーズンは、クローブなどのスパイスの効いたシュトーレンも製造している(過去にはワインや食事に合うソフトなパンも販売していた)。地震の影響で17日は営業をストップ。再開は目処が立ち次第とのこと。4月24日に予定していた「第5回シャンパン会」は当面の間、延期となった。23日から仮営業を再開。

熊本製粉株式会社(熊本県熊本市西区花園)

小麦粉、米粉などを中心として製粉する大手メーカー。全国各地のベーカリーが内麦小麦粉「南のめぐみ」「チクゴイズミ」、フランス産・北米産小麦「ムール・ド・ピエール」などを使用している。熊本地震による人的被害は無かったが、製造設備や製品保管倉庫に破損が見つかったとのこと。また、物流に支障をきたす可能性もあって、熊本工場などは現状復帰まで長期化する恐れもある。

パンの家(熊本県熊本市西区花園)

塩パン、惣菜パン、菓子パンなど、ソフト系が充実している街のパン屋さん。地震の影響で15日は臨時休業。16日は断水のため、営業できず。スタッフはケガもなく無事とのこと。18日は「うまかばい」を無料で提供した。20日から通常営業している。

無銘chaya(熊本県熊本市西区蓮台寺)

ワンレッスン制のパン教室ロゼッタオーブンが金土のみオープンするパン屋さん。地震によって、自宅と店舗で被害を受けている。設備破損のため、しばらくお休みするとのこと。

ごぱん屋うっでぃー(熊本市東区東野)

熊本県産小麦粉ミナミノカオリ、有機無農薬栽培玄米ごはん、熊本県産小豆、沖縄県産黒糖、天草の塩、天然酵母を使用。熊本の家族は無事だったとのこと。阪急うめだ本店10F中央街区SOUQにて12日〜19日まで出店している。

Boulangerie Nuit et Jour(熊本県熊本市東区東野)

ライ麦100%のセーグルルヴァン、ガレット・デ・ロワ、ベラヴェッカ、アルザス風シュトーレン、クグロフ、タルティーヌ、コンフィチュールなどを作る、クラシカルなフランスパンのお店。夫妻はビゴの店銀座店、品川プリンスホテル、イデミスギノなどの名店で修行。お店は震源地に近く、機械やガラスが破損。そんな中で17日からパンを焼き始め、避難所に送り届けている。22日から食パンの引き取り分を承っているそうだ。

天然酵母 March(熊本市東区西原)

無農薬の米ぬか、国内産小麦、自家製の天然酵母で無添加のパンを作る。14日の地震で、店内にパン型が散乱してしまっている。被害は最小限に済んだとのことだが、電気と水道がストップ。16日〜17日はガスで炊けるご飯をおにぎりにして販売。暖かい味噌汁と漬物も提供している。

パン・オ・ルヴァン(熊本県熊本市東区小峯)

益城町の隣町である小峰で2012年にオープンしたブーランジェリー&カフェ。ソムリエのオーナーがセレクトするワインとチーズをパンに合わせるスタイルを提案している。15日は臨時休業し、16日は朝9時から営業する予定だった。しかし15日深夜の本震により、営業のめどが立たず、16日から休業を発表。スタッフは無事だが、自宅の片付けが大変だと書き込んでいる。17日は準備していたパン生地を焼き、地域の人たちに配布したとのことだ。復旧のため、19日から当面の間、休業する予定だったが22日から営業再開。

ベーカリー スキダマリンク(熊本県熊本市東区健軍)

フランス産ゲランド塩を使った塩パンが1日あたり2000個も売れる大人気店。前震のため、14〜16日は臨時休業。本震の影響で断水が発生したため、17日以降も営業困難とのこと。

グラウン(熊本県熊本市東区桜木)

店内とオープンテラスにイートイン席を併設しているパン屋さん。キッズスペースも設けているのでファミリーでも楽しめる。地震の影響を受けて、15日は臨時休業。従業員はそれぞれ避難しているので無事とのことだ。20日から営業再開。

ベッカライ グリュック(熊本県熊本市南区富合町田尻)

埼玉川口の人気店「デイジイ」で7年間修行した川野智子さんによるドイツパン中心のお店で2014年11月にオープン。ルヴァン種のライ麦パン、焦がしバターのメロンパン、クロワッサン、蓮根のカンパーニュなどを用意。イートインスペースではコーヒーも楽しめる。15日は通常営業、16日は地震の影響がひどく、15時からのスタート。1時間半で完売し、売上全額の89,633円を熊本地震で被災された方々に寄付することを発表。17日からはできる範囲で営業するとのこと。

ADA工房 Bagel Kitchen(熊本県熊本市南区良町)

熊本産小麦を使ったベーグルサンドイッチのお店。食パン、ベイクドタルト、クッキー、ガトーショコラ、おやき、メロンパンなどを販売する日もある。地震の被害を受け、窓ガラスなどが割れたとのこと。15日から臨時休業に入り、16日は避難している。19日から仮営業をスタートした。

ちいさなパン屋さん kichi jitsu Bakery キチパン(熊本県熊本市南区良町)

食べ応えあるカンパーニュ生地から様々なパンを作っていく、こだわりのベーカリー。山食パン、いちじくたっぷりのシナモンロール、めんたいじゃが、コーンマヨなどもあり。火水のみ営業で、19日の火曜日は機械設備点検のため休業する。その後は様子を見ながらの販売となる。

おやつ+ブレッド ちぃのパン(熊本県熊本市南区出仲間)

とろたまカレーパン、おさつクリームメロンパン、おいもどん、しっぽそーせーじ、王様あんぱんなど、ユニークで可愛らしいパンを作っている。クッキー、タルトなどの焼き菓子、ノンアルコールスパークリングワインなども店内で販売。家族や猫は無事だが、18日の時点で断水状態が続き、営業ができない状態とのことだ。20日から営業再開。

フランス菓子 トワ・グリュ(熊本県熊本市南区江越)

2011年と2015年にガレット・デ・ロワのコンクールで優勝した三鶴康友シェフの実力店。ケーキ、焼き菓子、クッキー、マカロン、熊本産のお菓子などが揃う。スタッフは無事だったが、地震で機材が破損した。20日から営業を再開。

イタリア料理 トラットリア サルーテ(熊本県熊本市中央区黒髪)

熊本大学の近所にあるイタリアンレストランで、移転前の店舗と数えると開店から28年。ランチは学生、教授、職員がよく利用している。ワインアドバイザーの資格を取得したシェフは、イタリアワインとフランスワインにこだわりあり。また、生地手捏ね機を導入し、フォカッチャや全粒粉くるみパンなどを店内で焼き上げている。熊本地震の被害はなかったが、断水のために16日は休業している。

Tomi’s Shortbread House(熊本県熊本市中央区妙体寺町)

ル・コルドン・ブルー、ロンドンのサボイホテルやコンラングループ・グレートイースタンホテルにてパティシエとして経験を積んだウイルソンユキさんの英国菓子専門店。名古屋高島屋の英国展、小田急百貨店新宿店などでの実演販売も実施している。4月15日は余震の心配もあり、臨時休業している。

ベッカライ・ニキ(熊本県熊本市中央区保田窪)

福岡城南区の有名店であるサイラーで修行した店主が、オーストリアやドイツのパンを中心に、飽きのこない商品を販売している。14日〜15日は徹夜状態でお店をオープンし、多くの人が訪れたとのこと。また、熊本大病院へも通常通り納品している。本震によって16日は停電と断水に。17日は復旧し、無償提供したほか、かっぱ保育園や帯山西小学校の避難所にパンを届けている。

滝川パン 熊本本店(熊本県熊本市中央区安政町)

ものまねタレントのコロッケ祖父である滝川誠夫さんが創業したお店で、現在はコロッケ監修のもと、福岡天神にもパン屋を構えている。地震があった日は熊本スタッフは散り散りに避難。震災2日目から福岡と熊本本店で作ったパンを避難所に届けている。

香味屋トトロ亭(熊本県熊本市中央区東子飼町)

ご年配の夫妻が切り盛りしている子飼商店街の老舗で、どこか懐かしい雰囲気がある。天然酵母のグラハムカンパーニュ、ライ麦パン、ブレッチェン、玄米パンなどのドイツ・フランスパンを直火で焼いている。地震によって店内はガタガタになってしまったが、店の前に非常用テーブルを出し、ホットプレート上でイングリッシュマフィンを焼き、震災共助100円で提供した。

小さなおやつ屋台 NIKORI(熊本県阿蘇市一の宮町宮地)

まかない家MATSUの店頭で販売する焼菓子専門店。タルト、ブラウニー、ケーキ、マフィン、クッキーなどを用意。福岡で人気の「護国神社 蚤の市」などのイベントにも参加している。15日深夜の地震の影響を受け、家族で避難。16日は休業している。24日から営業再開。

Bakery Genki(熊本県阿蘇市内牧)

阿蘇内牧温泉(いこいの村)にあるベーカリーで、カフェの窓からは山々や季節の大自然を一望できる。前震では被害もなく、15日は通常営業。しかし本震や相次ぐ余震によって停電・断水が起き、避難勧告も発令される。フェイスブックページでは店内に物が散乱している写真をアップ。営業再開日は未定。22日から営業再開。

パン家こはるび(熊本県阿蘇郡高森町色見)

2014年2月オープン。玄米や酒粕を使ったカンパーニュ、ベーグル、食パンなどを用意。パン教室も行っている。4月15日午前11時の時点では無事と報告している。19日午後から電気と水は使用可能となったが、しばらくの間は休業するとのこと。23日から営業再開。

牧場のパン屋さん(熊本県阿蘇郡西原村河原)

らくのうマザーズ阿蘇ミルク牧場内にあるベーカリーで、土日祝日のみ営業。自家製ミルクやバターを使った食パン、デニッシュ、惣菜パンなどが中心。レストランではジビエ料理も味わえる。ネットショップでは加塩発酵バター、ゴーダチーズ、ジェラート、手造りベーコンなどを取り扱う。公式サイトによると、15日は地震による点検のため、臨時休業している。4月18日現在、開業の目処が立ち次第、ホームページ上にてお知らせすることを発表。

古木家 西原本店工場(熊本県阿蘇郡西原村小森)

元サッカー日本代表で、現在はロアッソ熊本で活躍しているサッカー選手・巻誠一郎さんと通称「巻bread」シリーズを開発するなど、ユニークな試みもしている街のパン屋さん。スタッフの前田和美さんは「店は壊滅的状態です」とフェイスブックに書き込んでいる。そんな中、16日にはお店の前でパンの無償提供を実施した。18日から店頭でサンドイッチ、カレー、焼きそば、焼きうどんなどの炊き出しや提供が行われている。23日には福岡のパンストック、ラクレ、糸島NOAN、ベーカリーキッチン lamp、モロパン、ソープリング、フルフルパン工房、シェ・サガラ、菓子工房美菓、パン・ナガタ アクロス店、LA CAVE de Montagneからパンやお菓子が救援物資として届いたことを報告している。

めるころ(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)

食べログではパン部門で全国トップ5000に入る人気のベーカリー。パンづくりには熊本県産小麦とレーズン種などの自家製天然酵母、天草の塩などのこだわり材料を使う。17日現在、ウェブサイトなどで状況を発表していない。埼玉県新座市野火止にあるコマメベーカリー店主は「大変お世話になった阿蘇のパン屋さん、めるころさんのご無事を心からお祈りしています。」とツイッターに書き込んでいる。18日、めるころを運営するお菓子とパンの食材道具専門店LaTa公式ブログで現状を掲載。LaTa店は物が散乱し、片付けを終えたが、めるころは壊滅状態で、営業再開は未定。パン窯、冷蔵庫、冷凍庫などが倒れたり傾いたりと、大きな被害が出ている。そのため、LaTaで19日からパン作りを始め、塩バターパンを販売する。パンとお菓子教室は一時中止。

パンダイゴ(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)

夜峰山を望める久木野温泉「木の香」隣りで、熊本県産小麦、天然酵母、おいしい水を使ったパンを作っている。大きな余震の影響につき、4月15日から当面休業を発表。21日には、自宅界隈で土砂崩れの危険があり、小学校の体育館に避難し、夜はグラウンドで車中泊を続けていると書いている。

天然酵母パンの店 ラヴィ(熊本県南阿蘇村河陽)

五島列島から南阿蘇の森の中に移住した店主が自家製酵母100%のパンを作る。1987年からパンを焼き、酵母は約30年もかけ繋いでいる。有機栽培ミナミノカオリ、自家製粉石臼挽き全粒粉などを使用し、ずっしりとした風味高いパンをメインとしている。1日4組だけ宿泊できる「海猫屋1987」では、天然酵母パン作りも楽しめる。地震発生から19日まで、フェイスブックページや公式サイトの更新が途絶えており、不安が広がっている。【4月22日に追記】4月17日にアップされた岩永嘉人さんのブログ「南阿蘇を思う(海猫屋1987)… : Adam isn’t here」によれば、オーナー夏井光長さんと奥様は無事とのことだ。4月24日にフェイスブックページが更新され、メール・電話がつながらず、復旧まで休業することを発表。天然酵母種の壺は唯一無傷で机の上に生きていたとのことだ。

久永屋(熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽)

南阿蘇鉄道長陽駅舎内にあるカフェで、シフォンケーキに強いこだわりを持っている。ケガはなかったが、家の中はタンスも倒れて悲惨な状態とのこと。地盤の亀裂もひどく、車の中で避難している状態と16日14時に綴っている。店主のお兄さんは静岡県袋井市岡崎にて「カフェ&ベーカリー 自然酵母パンげんらく」を営んでおり、かつて弟に伝授したシフォンケーキを17日から販売。売上金を義援金として活用するそうだ。

Dacco bread + cafe(熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽)

バゲット、食パン、シナモンロール、ベーグルなどバリエーション豊かなベーカリー・カフェ。自宅のキッチンはガチャガチャだが、お店は無事だったとのこと。15日は臨終休業している。25日にはブログで180キロのオーブンが床にひっくり返ったこと、店の水道は使用できないこと、自宅のシステムキッチン全体が10センチ移動したことなどを報告。営業再開に向けて少しずつ前進している。

そらいろのたね(熊本県阿蘇郡南小国町西里)

岳の湯温泉入り口にある小さなパン屋さんで、自家製ベーコン、小国ジャージー牛乳などを使ったパンを用意。15日は通常営業したものの、深夜の本震で店内に荷物が散乱。16日から休業している。21日から営業再開。

こんがりパン屋さん(熊本県阿蘇郡南小国町満願寺)

夫婦で営む黒川温泉近くの天然酵母パン屋さんで、土日祝日のみ営業している。ログハウス調でオープンキッチンスタイルの店内では、有機コーヒーやオーガニックの紅茶などのドリンク、地場野菜を使用したスープも味わえる。公式ブログでは16日〜17日は臨時休業と記載されている。

茶菓房 林檎の樹(熊本県阿蘇郡南小国町赤馬場)

お土産に「究極のめろんぱん」「究極のチョコめろんぱん」「究極の黒糖めろんぱん」が人気のカフェで、パン工房ASOでパン作りをしている。ハルユタカの食パン、クロワッサン・オ・ザマンドなどもある。地震の影響で、移動販売はしばらくお休みするとのこと。新市街店はライフラインが復旧するまでの期間は休業する。23日から営業再開。

ぱんのわ(熊本県玉名郡和水町江田)

天然酵母や宮崎産の竹炭パウダーを使ったパンを作る。和水町の江田船山古墳をモチーフにした「なごみパン」、バジルソースのウインナードッグ、九州産牛乳の濃厚ミルクシェイクなどを用意。通常通り営業しているが、製粉会社や他県からの仕入れなど、入手経路が断たれているため、パン作りが難しくなっていることを17日に綴っている。

ブーランジェリー パーネ(熊本県天草市大浜町)

オープンキッチンスタイルでレンガ造りのパン屋さん。フランスパンをメインに、食パン、惣菜パン、菓子パンから、コーヒー豆やジャムなども取り扱っている。16日は臨時休業し、17日は食パン、ハードトースト、各種あんパン、調理パン、フランスパンなどを朝8時から販売する。

松村さん家のパン屋さん(熊本県天草市本町新休)

隠れ家のようなパン屋さんで、メロンパン、クリームパンなどのソフト系を中心に製造している。カフェのランチメニューにはパン食べ放題も付いてくる。4月17日は休日返上で物資提供用のパンを焼き、熊本市内などに届けることをブログに書いている。

吉永製パン所(熊本県天草市牛深町)

創業70年を超える老舗ベーカリーで、昔ながらのメロンクリームパン、ジャムパン、バターミルククリーム入りのそぼろパン、BULLIDOG ブリドッグ、肉球パンなどが人気で、ロゴやパッケージデザインが愛らしい。地元の人たちは親しみを込めて「吉パン」と呼んでいる。天草の「島んもんマルシェ」「天草空港マルシェ」などのイベントにも出店。お店は朝6時オープン、夜20時閉店と営業時間も長く、多くの人が立ち寄る。参加予定だった「第45回 牛深ハイヤ祭り」が熊本地震によって中止となったが、被災地用と卸先用に向上をフル稼働。地震発生から4日後の4月18日23時の時点では、郵送や材料ストックに問題があるものの、最大限の支援を実施している。

株式会社ろのわ(熊本県菊池市旭志麓)

パンラボ池田浩明さんらが主宰する「新麦コレクション」にも参加している農家で、無農薬・無化学肥料のもち麦や強力粉などの穀物を生産している。製品はル・ルソール、パンデュース、ブラフベーカリー、ブーランジェリー ラ・テールなどの人気店が使用。フェイスブックページでは15日10時に無事であることを報告している。しかし、9月23日〜24日に行われる予定だった「新麦コレクション」九州小麦ツアーは中止となった。通常営業しているので、通販サイトを利用し、全国各地から直接的な支援をすることも可能だ。

熊本県のパン屋さんを支援する方法

前震、本震、そして相次ぐ余震によって、南阿蘇村、熊本市、合志市を中心に大きな被害が出ている。今、直接的な支援をするのは難しく、かえって現場を混乱させてしまう可能性の方が大きい。思いつく限りだが、例えば製菓製パン材料店「お菓子・パン作りの総合サイトcotta」「富澤商店オンラインショップ」「ママの手作りパン屋さん楽天市場店」などで、熊本県産や九州産の強力粉や薄力粉などを購入したり、熊本県のパン本をAmazon楽天ブックス、書店などで購入したり、ふるさと納税サイト「さとふる」や「ふるなび」「楽天まち楽ふるさと納税」などを利用したりということは、迷惑にならないと思うのでおすすめだ。現地に行ったり、パンのお取り寄せなどで、直接購入をすることは、大きな助けになるだろう。時が来たらぜひアクションを起こしてほしい。

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