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京都府産小麦 せときらら

京都府産小麦を味わう「京小麦の収穫祭」パン屋・ラーメン店など56軒が参加

      2019/02/07


京都府産小麦の知名度を高めることで生産拡大に繋げ、京都のフードチェーンの更なる活性化を目標とした井澤製粉が立ち上げた活動〈京小麦の収穫祭〉。京都府内のパン屋、洋菓子店、ラーメン屋、イタリアンレストラン、お好み焼き屋、居酒屋など56店舗が、京都で育てられた「京小麦」100%を使用したメニューを提供します。

〈京小麦の収穫祭〉は参加店舗を4ブロックで分け、一週間ずつリレー形式で提供。以下、参加店舗名と確定しているメニューを掲載します(最新情報は京小麦の収穫祭 Instagramを参照)。

第1週 1月21日(月)〜1月27日(日)の参加店舗と京小麦メニュー

  • 【パン】BOULANGE OKUDA(平野宮西町本店 / 西陣店 / 京都高島屋店)「京都産小麦の塩パンロール」
  • 【パン】B.L.T.(西院)「オニオンロール」「いちぢくロール」
  • 【パン】手作りパン工房 SUZU PAN(深草)「京小麦クロワッサン」
  • 【洋菓子】パティシエ TAKEMI(洛西口)「京小麦のシフォンケーキ」
  • 【ラーメン】麺将 重厚軍団(一乗寺)「重厚つけ麺食べ比べテイクアウトセット(要事前連絡)」
  • 【ラーメン】麺屋 さん田(西院)「京小麦と京地鶏の蒸篭風つけ麺(21日昼のみ50食限定)」「天然羅臼昆布と煮干しの京小麦塩らーめん(27日昼のみ数量限定)」「京小麦の細麺 担担つけそばWTkw(突発的メニュー)」
  • 【ラーメン】めんや 龍神(北大路)「お出汁香るハマグリラーメン(塩・醤油)」「鶏豚白湯ハマグリラーメン(塩・醤油)」※低加水製麺
  • 【ラーメン】らーめん 双龍製麺(久御山)「お出汁香るハマグリラーメン(塩・醤油)」「鶏豚白湯ハマグリラーメン(塩・醤油)」
  • 【ラーメン】らぁ麺 すぐる(修学院)「京小麦の和風まぜそば」
  • 【イタリアン】SECOND HOUSE(東洞院店 / 北山店 / 銀閣寺店)「聖護院カブラナーラ(東洞院店)」「すぐき漬と京黒七味、京都ポークの豆乳しゃぶしゃぶ仕立てスパゲティ(北山店)」「和風の豆乳トマトクリームスパゲティ(銀閣寺店)」※福本製麺の京小麦生パスタを使用

第2週 1月28日(月)〜2月3日(日)の参加店舗と京小麦メニュー

  • 【パン】レ・ブレドオル(下鴨高木町)「京小麦100%の小さなハードトースト」
  • 【パン】ベーカリー柳月堂(出町柳)「京小麦食パン」
  • 【パン】オークフード(桂)「京小麦食パン」「京小麦テーブルロール」
  • 【パン】さざなみBAKERY「京小麦シリーズ(リュスティック、バケットリュスティック、チョコとマカダミアナッツ、いちじくとくるみ)」
  • 【パン】mina_mina(西大路)「京小麦の豆乳バゲット」
  • 【ラーメン】京都千丸 しゃかりき murasaki(京都タワーサンド店)「京小麦の背脂地鶏魚介白湯(28日30食、各日20食)」※麺屋棣鄂の京小麦生中華麺を使用
  • 【ラーメン】拳ラーメン(丹波口)「京小麦と京鴨鶏油和えそば(昼夜10食限定)」※麺屋棣鄂の京小麦生中華麺を使用
  • 【ラーメン】セアブラノ神(壬生本店)「京小麦の京都牛ホソ塩つけ麺(各日10食)」※麺屋棣鄂の京小麦生中華麺を使用
  • 【ラーメン】麺屋一空(西大路)「〜熟成醤油香る〜京小麦の鯛出汁中華soba(各日20食)」※麺屋棣鄂の京小麦生中華麺を使用
  • 【ラーメン】ラーメン たぬき屋(伏見)「京小麦の和風だし つけ麺(昼夜10食のみ)」※麺屋棣鄂の京小麦生中華麺を使用
  • 【イタリアン】Piccollo Mondo Yamada(桂)「キーマカレー入り揚げピッツァ」
  • 【居酒屋】創作個室居酒屋すぎうら(蛸薬師本店 / 京都駅前店 / 京都駅前七条店)「すぎうら特製ラーメン」※福本製麺の京小麦生中華麺を使用

第3週 2月4日(月)〜2月10日(日)の参加店舗と京小麦メニュー

  • 【パン】雨の日も風の日も(北大路)「京小麦と丹波黒豆のパン」「京小麦ブレッド」
  • 【パン】ブーランジェリー トムソーヤー(鞍馬口)「京小麦食パン」「京小麦レーズンブレッド」
  • 【パン】ぱんのちはれ(一乗寺)「京小麦100%のベーグル3種(いちじく、ショコラ、くるみメープル、マンゴー)」
  • 【パン】coco kirari(藤森)「ほうじ茶シュトーレン」「京小麦ニューバード」
  • 【パン】coneruya(円町)「マスカルポーネマスカット食パン」
  • 【パン】HANAKAGO(烏丸)「タルト・フランベ」「九条ネギのフォカッチャ」「クリームチーズと生ハムのフォカッチャ」
  • 【パン】Croix-Rousse(烏丸)「京小麦のソフトフランス小豆大納言入り(スペシャルお豆さん)」
  • 【ラーメン】京つけ麺 つるかめ(本店 / 六角店 / 一乗寺つるかめ)「京小麦の鶏煮干しつけそば(本店は各日10食、六角店は各日25食)」「京小麦の魚介つけめん(一乗寺つるかめ)」
  • 【ラーメン】山﨑麺二郎(円町)「京小麦の手もみ煮干し醤油らーめん(昼夜15食限定)」
  • 【ラーメン】らーめん鶴武者(西院)「祝!京小麦の聖護院らーめん」
  • 【ラーメン】麺処 蛇の目屋(河原町)「京小麦のめで鯛塩つけそば(4日〜7日)」「京鴨×最上鴨ほんのり煮干し香る醤油つけそば(8日〜10日の各日30食)」※店奥の居酒屋 鱗で同じメニューを提供
  • 【ラーメン】らーめん びし屋(一乗寺)「京小麦の豚煮干つけめん」

第4週 2月11日(月)〜2月17日(日)の参加店舗と京小麦メニュー

  • 【パン】5miche(綾部)
  • 【パン】Boulangerie OPERA(催事販売のみ)
  • 【パン】飯°処 詣(桂)「京小麦のクロワッサン」
  • 【パン】ルミナール(千本中立売)「京小麦の抗酸化ミネラル健康シリーズ(食パン、丸パン、フランスパン)」
  • 【ラーメン】麺屋 ソミーズ(福知山)「京小麦つけ麺」
  • 【ラーメン】麺処 鶏谷(山ノ内)
  • 【ラーメン】らーめん みやび(深草)
  • 【ラーメン】中華そば 東龍(北白川本店)「新麦つけ麺」
  • 【ラーメン】つけ麺 恵那く(一乗寺)「京小麦の麺と燻製醤油の淡麗つけめん」
  • 【ラーメン】らぁ麺 とうひち(大宮北箱ノ井町)「京小麦の地鶏鰊醤油らぁ麺(京小麦のロング挽き100%+ふすま細挽き配合)」
  • 【イタリアンデリ&カフェ】SouZai屋(神宮丸太町)「スキレットで焼く りんごのドルチェピッツァ」
  • 【お好み焼き】お好み焼き ビック(桂)※福本製麺の京小麦焼きそばを使用
  • 【お好み焼き】鉄板焼 キュウゾウ(二条)「屋台風イカ焼き」
  • 【お好み焼き】鉄板とお酒 久蔵(東向日)「屋台風イカ焼き」
京小麦の収穫祭 ポスター
京小麦の収穫祭 ポスター
京小麦の収穫祭 ポスター
京小麦の収穫祭 参加店舗

井澤製粉株式会社について

井澤製粉は京都市南区に本社を構える製粉会社です。1930年に京都市上京区で前身の「株式会社 食品館」を設立。1956年、井澤製粉に社名変更し、1968年に現工場用地へ移転しました。主要製粉機器にスイス・ビューラー社製の設備を導入したり、小麦サイロを建設するなど、設備を整えていき、京都府下で唯一の小麦製粉会社となりました。現在はパン用小麦粉・麺用小麦粉・菓子用小麦粉・国内産小麦粉・各種ミックス粉などを製造販売。2019年で創業89年、東京オリンピックイヤーの2020年は創業90周年を迎え、「“かかわる全ての人”から信頼される仕事・製品・社員・会社」という社業方針のもと、前進を続けています。

井澤製粉株式会社の最高級小麦粉「古都 KOTO(京小麦)」とは?

小麦は全国各地で育てられています。なかでも北海道は飛び抜けていて、国内産の60%を占めています(平成29年度産 農林水産省調べ)。パン作りをしたことがある人であれば、 「きたほなみ」「春よ恋」「はるきらり」「ハルユタカ」「キタノカオリ」「ゆめちから」などの品種名を聞いたことがあるかと思います。香りがよくモチモチとした食感が特徴です。また、農家さんの努力により、近年は良質な小麦が収穫されるようになり、価格も安定していることから、リテイルベーカリー(個人経営)で「国産小麦」「北海道産小麦」という文字を多く見かけるようになりました。また、大手製パンメーカーも国産小麦の商品をリリースしています。

北海道のほかでは、福岡をはじめとした九州地方で小麦の生産が盛んです。西日本初のパン用小麦品種である「ニシノカオリ」、製パン製に優れた硬質小麦「ミナミノカオリ」などがあります。

関西でも小麦の生産はされていますが、京都府内の小麦生産状況は全国と比較すると0.1に満たない状況です。とは言え、福知山市・南丹市・綾部市・亀岡市などで小麦が育てられており、京都府産小麦を使用しているパン屋さんもあります。今の状況ですが京都小麦を使用したいパン屋さん、ラーメン屋さんに対して、供給が追いついていない状態です。こうした状況を踏まえ、京都府内(JA全農京都)は平成30年度産から「せときらら」に全面切り替えを行いました。

これまでは「ニシノカオリ」を奨励品種に採用していた京都府。より多収・高品質な品種の導入に踏み切り、調査を行ってきました。井澤製粉さんに誘われ、2018年5月18日、京小麦「せときらら」の小麦畑(久御山)を見学してきました。試験栽培されている畑ではタンパク量を高めるための実肥、排水対策、病気にならないようにする施策など、生育環境について説明して頂きました。また、間近で見る小麦「せときらら」に大きな期待が込められているように感じました。

京小麦「せときらら」の小麦畑(久御山の栽培試験場)
京小麦「せときらら」の小麦畑(久御山の栽培試験場)

2018年11月28日には京都駅南側にあるニューミヤコホテルで「京小麦の収穫祭 キックオフミーティング」が開催され、PAINLOTもメディアとして参加。イベントに参加するお店の方々が集い、意見交換、交流を行いました。井澤製粉の井澤雅之代表取締役は「平成30年(2018年)に全量が「せときらら」に変わるという転換期になりました。それぞれのお店でどういったものができるのかということで、「京小麦の収穫祭」の企画を立ち上げました。京都は観光都市でもあるので、他府県からのお客様に食べて頂けたらと思っています。」とお話され、井澤文博専務取締役「「せときらら」はたんぱく質のパーセンテージは若干低いものの、強靭であるため、製パン製や製麺では優れています。生産者の方にも美味しく食されていくことをご体感頂いて、少しでもモチベーションアップにつながればと思っています。」とお話されました。京都府農林水産部農産課の木村哲史課長は「技術員が農家さんまで出向いて指導を行なっています。」と教えてくださったのですが、京都府としてもさらなる収穫量・品質アップを目指していることが伺えます。

井澤製粉株式会社の井澤雅之代表取締役
井澤製粉株式会社の井澤雅之代表取締役

収穫された「せときらら」は井澤製粉株式会社が挽き、「古都 KOTO」というブランドで参加店へ届けられました。

京都府産小麦の普及に向けて、第一歩となる「京小麦の収穫祭」。観光都市である京都には、インバウンドや観光客向けとして京都府産「せときらら」は大きな魅力に見えますが、個人的には京都を始めとした関西在住の人にとっての「日常」になるような存在になれば…という思いがあります。京都で育てられ、京都の製粉会社が小麦を挽き、京都のお店でメニューとなり、食されるということは素晴らしいことだと考えます。この期間に、ぜひとも参加店舗へ足を運んでみてください。

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