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ライ麦を自家栽培する軽井沢「一歩ベーカリー」がウェブサイトをリニューアル

ライ麦を自家栽培する軽井沢「一歩ベーカリー」がウェブサイトをリニューアル

   

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ライ麦を自家栽培する軽井沢の「一歩ベーカリー」は2015年7月31日にウェブサイトをリニューアルした。国産素材を使った自家製天然酵母について、ハード系中心のパンについて、注文書をダウンロードしてFAXで購入できる通信販売について、パンの美味しい食べ方について、そして一歩ベーカリーについてを、大きな画像を使って説明。お店をより身近に感じられる設計だ。

パンが美味しい軽井沢。実は硬水の恩恵を受けている

「一歩ベーカリー&カフェテリア(IPPO BAKERY & CAFETERIA)」は長野県北佐久郡軽井沢町にあるパン屋さん。しなの鉄道線の信濃追分駅から車で約6分程度のところにある。この付近にはハルタ、沢村、ブランジェ浅野屋などのベーカリー&カフェがひしめき合い、パン屋さんの激戦区としても有名。実はこの軽井沢、硬度が約120と国内では比較的に高く、パン作りに適しているのだ。硬水は作業効率を向上させ、質の良いパンができる。そのために硬水のフランスはパンが美味しいと言われるのだ。一歩ベーカリーは硬水の恩恵を受け取りながら、サワー種のライ麦パン、干し葡萄や干し芋などの果実を使用したバゲットなどを手づくりの薪窯で焼いている。こうしたパンの一部はウェブサイトで見ることができる。自家製天然酵母とパンの種類を画像とテキストで確認してから、お店でスムーズに購入できるようになったのだ。

一歩ベーカリーのパンは通信販売も承っている

少しアナログだが、注文書をPDFでダウンロードし、FAXで通販することもできる。

冬のさむ〜い季節がやってまいりました。一歩に行きたいけど、外は寒い。。そんなお客様の声に通信販売を始めました。

と記載されているため、夏場に注文できるかは微妙なところ。冷凍・冷蔵発送が可能かどうかは、直接お店に訪ねて頂きたい。軽井沢まで足を運ばずに一歩ベーカリーのパンを自宅で楽しむ際には、通販を大いに活用しよう。「美味しい食べ方」と保存方法についての記載もあるので、合わせて読みたい。

自家栽培のライ麦パンを味わおう

一歩ベーカリーの特徴は、ライ麦を育てているという点だ。「一歩ベーカリーについて」ではこのように記載されている。

若い頃にドイツで食べたパンの味が忘れられず、「自分が好きなパンを食べたい」という想いから生まれたのが一歩ベーカリーです。

幸いなことに、東信州の気候や風土はライ麦パンにぴったりでした。ジオパラダイスでものづくりをしていた私は、パン作りについては全くの素人。独学でパン作りを研究し、自ら窯を作り、小諸にある四反歩の畑でライ麦を育て、やっと自分が美味しいと思えるパンにたどり着きました。2014年の夏から、一歩ベーカリーで使用するライ麦のほとんどが自家製になります。酵母も全て国産素材の自家製酵母を使用。店先に柿や林檎が干してあったら、それは大切な一歩ベーカリーのパンの材料です。

信州では松本のブロート・ヒューゲルが小麦を自家栽培しており、農家兼パン屋が少ないながらも存在する。自分たちの手で小麦を育ててパンを焼く喜びというものは、苦労が多い分、とても大きなものだろうと思う。また、消費者もこのようなパン屋さんを支援していくべきではないだろうか。サイトをリニューアルし、作り手の想いもより身近に感じられるようになった一歩ベーカリーを応援していきたい。

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