PAINLOT

パンの水先案内人。ベーカリーニュース、おいしいパン屋さんの取材記事、マルシェなどのイベント情報を掲載。

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ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る

PAINLOT presents “ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る” with Phalam’s Coffee!!

      2015/07/23

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ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る

PAINLOT presents “ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る” with Phalam’s Coffee!!

2015年6月はベーグルをテーマとしたイベントを開催します。焼成前にリング上に成形した生地を茹でるという工程が入るベーグルは、ユダヤで発祥したとされています。そして油脂を使っていないことからベタつかず、ポケットへ入れて旅に出るのがユダヤの民でした。あの丸っこい形はサッと仕舞えて、かつ、指を輪っかに引っ掛けることで素早く取り出せるのです(茹でるときに火通りを素早くするという理由もあります)。

僕は砂漠に出るときにベーグルを持っていきたい。そんな思いでイベント名を付けました。この日はPAINLOTがこれまでに出会ってきたベーグルや、一度食べてみたかったベーグルを用意し、そのお店のことをお話すると共に、その歴史や相性の良い具材などを紹介します。もちろん、持ち込みも可能なので、おすすめ店や自家製などのベーグルをご用意して頂いても構いません。

PAINLOTおすすめベーグル店やベーカリーも紹介したいと思います。また、皆さんのおすすめ店も教えて下さい。ベーグルとは何か?を考え、考察する一日を共に過ごしましょう。

PAINLOT presents “ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る” with Phalam’s Coffee!!
日時:2015年6月28日(日)
場所:京都二条カフェパラン 時間:17時30分スタート
内容:PAINLOTおすすめベーグルの試食、ベーグルの歴史、相性のいい具材紹介、おすすめベーグル店やベーカリーの紹介など
料金:2,000円(ベーグル数種類とパランのコーヒー付き)
※ベーグル持込で500円引き(14名ほどでの開催です。同じベーグルを約4個ご持参ください。4個×4分割=16等分)
予約:PAINLOTメール予約(info@painlot.com)
※メール予約はタイトルを「ベーグルの会予約」とし、本文に名前(フリガナ)、人数、連絡先、持ち込みの場合はどのお店のベーグルを用意する予定かを明記の上(info@painlot.com)まで送信して下さい。
Bagel List: 旅ベーグル(東京都谷中)、禅ぱん(広島県坂町)、国産小麦と天然酵母のパン工房hibino(大分県別府)
募集人数:12名から最大14名

旅ベーグル

友人の結婚式が東京根津で行われるということで、時間が空いているときに美味いラーメン屋でも行こうと思って、ネットで調べていたのですが、全くひっかかりませんでした。では、違うお店はないものか……と。そのとき、何やら「旅ベーグル」というお店が出てきたのです。なんだか面白い店名だな……と思って、サイトを見てみたら、ブログのタイトルが「日々の泡」で、たしかクラムボンとかの名前が書かれていたのです。このタイトルは間違いなくハナレグミだ! と悟り、お店にコンタクトを取ったのです。ベーグルを予約して、お店へ向かうと、それはそれはぐねぐねとした小道を歩いていかねばなりません。通称「へび道」です。ユニークで小さなお店が沢山あって、なんだか京都の左京区辺りを思い起こしたことも覚えています。僕は東京出身ですが、谷中辺りはそのときが初めてでした。

旅ベーグルはとても小さなお店でしたが、店主の松村さんがおしゃべり上手で面白くって、東京に帰ると行きたくなる場所です。音楽の話から、松村さんがやっているZINEのこと、それからイラストレーターのますこえりさんを紹介してくれたのも松村さんでした。実は初めて行ったときは、パンなんて全く好きではなかったのですが、そのときに食べたデュカは忘れられません。中近東のスパイスを効かせたベーグルで、「ベーグルをポケットに突っ込んで砂漠を渡る」というタイトルを生み出したのも、このデュカです。そんな思い入れのあるベーグルが京都にやってきます。

禅ぱん

昨年7月、「広島のパンを味わう会」をカフェパランで実施しました。薪窯パンのブーランジェリードリアン、宮島のおひさまパン工房、新進気鋭のアヴェックルソレイユ、広島アンデルセンなどのパンを持って行きました。今、広島はパン職人の方々が立ち上がって、様々な動きを見せています。禅ぱんはこうした動きをいち早く行っていました。広島市からもかなり距離のある場所にお店を構えていますが、市内からパン屋さんを呼び、店先でパンフェスなども実施。禅ぱんあるところに同志あり。と私は感じています。こうした取り組みって実はなかなか難しい。パン屋さんは忙しいですし、他店のことが気になっても、コンタクトを撮ったりするのは勇気がいるものです。そんな垣根を壊して、楽しく生きているのが広島のベーカリーではないかと思います。禅ぱんの折出さんは具体的なパン修行をされておらず、独自でベーグルなどを完成させた努力と情熱の人です。滋賀県大地堂の古代小麦ベーグル、和を感じさせるくるみ味噌ベーグル、そして生地の旨みをじっくり味わえるプレーンベーグルを京都に送って頂きます。

hibino

大分県別府市は今、おおきな盛り上がりを見せています。温泉地を利用した音楽フェス、アート系のイベント、そして若者たちによるフリーペーパーの発行。そしてもう一つ、「大分産小麦」のイベントが行われています。中心にいるのが、hibinoです。お店のフェイスブックページを見ていると、小麦に対する情熱は並々ならぬものがあり、もちろんおいしさにもこだわりのある人が作っていることを実感してきました。いま、国産小麦が注目されていますが、こうした方々の努力なくして、私たちのもとには届きません。小麦の一粒まで噛み締めながら、大分産のベーグルを味わいましょう!

イベントレポート

カフェパランのウェブサイトにイベント後記を掲載させて頂きました。合わせてご覧くださいませ。

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