京都府産小麦を味わう「京小麦の収穫祭2021」関西のパン屋・ラーメン屋・うどん店など113軒が参加
2023/01/27
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京都府産小麦の知名度を高めることで生産拡大に繋げ、京都のフードチェーンの更なる活性化を目標とした井澤製粉が立ち上げた活動〈京小麦の収穫祭〉が2019年、2020年に続き、2021年も開催が決定。京都府内を中心に大阪・兵庫・奈良・滋賀のパン屋、洋菓子店、ラーメン屋、うどん屋、イタリアンレストラン、お好み焼き屋など116店舗が、京都で育てられた「京小麦」100%を使用したメニューを提供します。
〈京小麦の収穫祭2021〉は参加店舗を10ブロックで分け、一週間ずつリレー形式で1月18日(月)から3月28日(日)までの期間に行われます。参加店舗名とメニューほか、最新情報は井澤製粉株式会社が運営する京小麦の収穫祭 Instagramから確認することが可能です。
3年目を迎えた〈京小麦の収穫祭〉は京都府外の店舗も参加し、関西在住の方にとっては、購入しやすくなったと言えます。PAINLOTとしてもこのイベントに協力させて頂き、STONES BAKERY(大阪府石切)、イロハベーカリー(大阪府枚方公園)、bread market やさしい風(兵庫県尼崎)にお声がけし、収穫祭への参加が決定しました。とても好きなパン屋さんなので、京小麦で焼き上げるパンが非常に楽しみです。
井澤製粉株式会社について
井澤製粉は京都市南区に本社を構える製粉会社です。1930年に京都市上京区で前身の「株式会社 食品館」を設立。1956年、井澤製粉に社名変更し、1968年に現工場用地へ移転しました。主要製粉機器にスイス・ビューラー社製の設備を導入したり、小麦サイロを建設するなど、設備を整えていき、京都府下で唯一の小麦製粉会社となりました。現在はパン用小麦粉・麺用小麦粉・菓子用小麦粉・国内産小麦粉・各種ミックス粉などを製造販売。東京オリンピックイヤーの2020年は創業90周年を迎え、「“かかわる全ての人”から信頼される仕事・製品・社員・会社」という社業方針のもと、前進を続けています。
井澤製粉株式会社の最高級小麦粉「古都 KOTO(京小麦)」とは?
小麦は全国各地で育てられています。なかでも北海道は飛び抜けていて、国内産の60%を占めています(平成29年度産 農林水産省調べ)。パン作りをしたことがある人であれば、 「きたほなみ」「春よ恋」「はるきらり」「ハルユタカ」「キタノカオリ」「ゆめちから」などの品種名を聞いたことがあるかと思います。香りがよくモチモチとした食感が特徴です。また、農家さんの努力により、近年は良質な小麦が収穫されるようになり、価格も安定していることから、リテイルベーカリー(個人経営)で「国産小麦」「北海道産小麦」という文字を多く見かけるようになりました。また、大手製パンメーカーも国産小麦の商品をリリースしています。
北海道のほかでは、福岡をはじめとした九州地方で小麦の生産が盛んです。西日本初のパン用小麦品種である「ニシノカオリ」、製パン製に優れた硬質小麦「ミナミノカオリ」などがあります。
関西でも小麦の生産はされていますが、京都府内の小麦生産状況は全国と比較すると0.1に満たない状況です。とは言え、福知山市・南丹市・綾部市・亀岡市などで小麦が育てられており、京都府産小麦を使用しているパン屋さんもあります。今の状況ですが京都小麦を使用したいパン屋さん、ラーメン屋さんに対して、供給が追いついていない状態です。こうした状況を踏まえ、京都府内(JA全農京都)は平成30年度産から「せときらら」に全面切り替えを行いました。