京都府産小麦を味わう「京小麦の収穫祭2020」パン屋・ラーメン店など76軒が参加
2020/01/19
このページはアフィリエイトプログラムを使用しています。売上はサイト維持のために使用致します。正確な情報掲載を心がけ、運営しています。
京都府産小麦の知名度を高めることで生産拡大に繋げ、京都のフードチェーンの更なる活性化を目標とした井澤製粉が立ち上げた活動〈京小麦の収穫祭〉が2019年に続き、2020年も開催決定。京都府内のパン屋、洋菓子店、ラーメン屋、イタリアンレストラン、お好み焼き屋、居酒屋など76店舗が、京都で育てられた「京小麦」100%を使用したメニューを提供します。
〈京小麦の収穫祭2020〉は参加店舗を10ブロックで分け、一週間ずつリレー形式で1月20日(月)から3月29日(日)までの期間に行われます。参加店舗名とメニューほか、最新情報は井澤製粉株式会社が運営する京小麦の収穫祭 Instagramから確認することが可能です。
井澤製粉株式会社について
井澤製粉は京都市南区に本社を構える製粉会社です。1930年に京都市上京区で前身の「株式会社 食品館」を設立。1956年、井澤製粉に社名変更し、1968年に現工場用地へ移転しました。主要製粉機器にスイス・ビューラー社製の設備を導入したり、小麦サイロを建設するなど、設備を整えていき、京都府下で唯一の小麦製粉会社となりました。現在はパン用小麦粉・麺用小麦粉・菓子用小麦粉・国内産小麦粉・各種ミックス粉などを製造販売。東京オリンピックイヤーの2020年は創業90周年を迎え、「“かかわる全ての人”から信頼される仕事・製品・社員・会社」という社業方針のもと、前進を続けています。
井澤製粉株式会社の最高級小麦粉「古都 KOTO(京小麦)」とは?
小麦は全国各地で育てられています。なかでも北海道は飛び抜けていて、国内産の60%を占めています(平成29年度産 農林水産省調べ)。パン作りをしたことがある人であれば、 「きたほなみ」「春よ恋」「はるきらり」「ハルユタカ」「キタノカオリ」「ゆめちから」などの品種名を聞いたことがあるかと思います。香りがよくモチモチとした食感が特徴です。また、農家さんの努力により、近年は良質な小麦が収穫されるようになり、価格も安定していることから、リテイルベーカリー(個人経営)で「国産小麦」「北海道産小麦」という文字を多く見かけるようになりました。また、大手製パンメーカーも国産小麦の商品をリリースしています。
北海道のほかでは、福岡をはじめとした九州地方で小麦の生産が盛んです。西日本初のパン用小麦品種である「ニシノカオリ」、製パン製に優れた硬質小麦「ミナミノカオリ」などがあります。
関西でも小麦の生産はされていますが、京都府内の小麦生産状況は全国と比較すると0.1に満たない状況です。とは言え、福知山市・南丹市・綾部市・亀岡市などで小麦が育てられており、京都府産小麦を使用しているパン屋さんもあります。今の状況ですが京都小麦を使用したいパン屋さん、ラーメン屋さんに対して、供給が追いついていない状態です。こうした状況を踏まえ、京都府内(JA全農京都)は平成30年度産から「せときらら」に全面切り替えを行いました。
京都府産小麦の普及に向けて動き出したプロジェクト「京小麦の収穫祭」は第2回目を迎えます。2019年度は56店舗の参加でしたが、2020年は76店舗と大きく増え、より楽しみやすくなっています。京都で育てられ、京都の製粉会社が小麦を挽き、京都のお店でメニューとなり、食されるということは素晴らしいことだと考えます。この期間に、ぜひとも参加店舗へ足を運んでみてください。